開戸日記

カクコト・イイコト

日本のAIスタートアップ「ABEJA」が、Googleより資金調達

2018年12月4日のプレスリリースにて、AIスタートアップの「ABEJA」Google本体より第三者割当増資の資金調達を実施した事を報告しました。

今回の資金調達はGoogleのCVCからではなく、Googleからの調達になります。


調達額は不明ですが、今回のGoogleからの調達を含めてABEJAの累計調達額は60億円を超えます。


日本では珍しいGoogleからの資金調達ですが、今回の資金調達を経て、ABEJAとGoogleは日本のAI市場の更なる拡大を目指して、様々な分野でAI/ディープランニング領域で協業していくそうです。

また今回の調達についてGoogle Cloud Japan日本代表の阿部氏は、ABEJAの機械学習領域への優れた技術力と日本のAI市場で数多くの企業との協業実績を高く評価しています。


「ABEJA」とは?

今回Googleより資金調達を行ったABEJAは、2012年に創業。創業時より日本の大学教授陣と連携してAIの研究を行なってきました。

提供する製品は全て自社開発になっており、業界問わず様々な企業と連携しています。

コア技術となるAIプラットホーム「ABEJA Platform」ダイキン工業、武蔵精密工業、小松製作所など150社以上で協業の実施、提供を行なっています。

そして「ABEJA Insight」は小売・流通業界、製造業界、インフラ業界へのパッケージサービスを提供し、パルコ、ICI石井スポーツなど約100社520店舗以上への導入実績を持っています。

2017年3月にはシンガポール現地法人を設立してグローバル展開を進めており、日本を代表とするAIスタートアップとして急成長です。


ABEJA公式HP
株式会社ABEJA


日本のAIスタートアップといえば

メルカリを除いて日本で唯一のユニコーン企業「Preferred Networks」もAIのスタートアップ企業です。彼らはAIの「深層学習」で制御技術を開発しており、トヨタ自動車ファナック国立がんセンターや、更にMicrosoftIntelとの協業を進めています。

また2017年9月に上場した「PKSHA Technology」もAIを使った自然言語処理や画像認識、機械学習、深層言語処理といったアルゴリズムソリューションを提供、販売している企業です。


そしてAIといえばSoftBank。2016年9月に、およそ3兆円近くの大金で買収した「ARM」は、AI技術に関連する半導体を開発する企業です。

他にもAI企業とまで言い難いですが、AI技術の重要性に着目してAIの技術を学べる「Aidemy」が登場するなど、日本でも大きくAI関連のスタートアップが盛り上がりを見せています。



参考
ABEJA、Googleより資金調達 | 株式会社ABEJA

画像参考
株式会社ABEJA

プライバシーポリシー