Bitmainへの投資に否定的なSoftBankとTencent。BTCの大量売却も…？

香港取引所へのIPOが予定されているBitmain。プレIPOによる資金調達で評価額が150億ドルにまで達したと報告されており、その資金調達にはあのSoftBankも関わっていたとか。

この報告を行ったのが中国の「QQ」。しかし仮想通貨大手メディアのCointelegraphがSoftBankにて取材を行ったところ、驚きの回答が発覚しました。

回答を行ったのはコーポレートコミュニケーションオフィスの担当者Yuasa Kenichi氏。彼の返答によれば、SoftBank Groupとしてもソフトバンク・ビジョン・ファンドとしてもBitmainの取引に関与していないとのこと。一体どういうこと？

SoftBankといえばライドシェア大手のUBERをはじめ、中国大手ECのAlibabaへの投資。さらにARMの買収など投資会社としての存在感が大きくなっているこの頃。ここに来て遂にブロックチェーンや仮想通貨へも手を出したかと思われたのですが、まさか違う？

群戦略には仮想通貨のマイニング企業はいらないのでしょうか？

またTencentに至っては押し黙ったまま。SoftBankが否定しているとなれば、まさかTencentも？

この件についてBitmainはノーコメントのままです。

プレIPOでの150億ドルの評価額報道は何だったのでしょうか？ちなみにQQによれば、Bitmainが香港取引所へ上場すれば、時価総額は300億ドルに達するとのこと。300億円ではなく、「ドル」。円に直せば……え？マジで300億ドル？創業5年で3兆円近くの時価総額ということに。

驚異的なスピードですね。
仮想通貨は投資する物でなく、掘る物だったのかな？

ただ仮想通貨は軒並み下落中。ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュも今では下降線で、1BTC＝100万円は遠い過去のような状態になっています。

その煽りを受けているのは仮想通貨投資家だけでなく、掘る側であるBitmainも。噂によれば2018年のQ2より業績悪化が指摘されています。

またBitmainはIPOを行うにあたって自社資産の情報開示を行なっています。それによれば保有している仮想通貨ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)を大量売却して、キャッシュを得たことが明らかになってます。

ただ、ある人物によればBCHのためにBTCを大量に売却したとか…よく分からん。

BCHといえばビットコインから分裂した仮想通貨。BitmainのCEOジハン・ウーが大きく関わっていたことで有名ですね。

将来的にはビットコインにビットコインキャッシュが取って代わるとBitmainは予測していますが、まさか力技？BCHはマイニングではASICが有効だから、大手マイニング企業の独占が始まる仮想通貨とか何やら言われていますが、とにかくBitmainの上場に期待。

ちなみにプレIPOラウンドでの資金調達に参加したのはSoftBankとTencentの他に「China Gold」も。Cointelegraph…China Goldには取材しなかったのかな？以上。