シェアリングテクノロジーの2大企業「Airbnb」と「UBER」。
Airbnbの評価額は3兆円を超え、UBERの評価額は6兆円を超え、7兆円近くです。もしこの2つの企業に投資していたら、将来資産家になることは間違いなしでしょう。
そんな2社の株主に意外な人物がいます。
それがAirbnbのCEOを務めるブライアン・チェスキー氏。
実はUBERの前CEOトラビス・カラニック氏とは以前から親交がありました。カラニック氏とチェスキー氏が初めて出会ったのはニューヨーク。テッククランチの登壇にて…の前にカラニック氏が一度夕食に誘い語り合ったそうです。
その時のカラニック氏の印象には好感を持っていましたが、登壇の際のカラニック氏の印象には少し驚いた様子。ただ悪く映ったほどではないよう。
実は以前、チェスキー氏はUBERの初代CEOライアン・グレイブスとあるカフェにてアドバイスを行なっていました。その時のUBERの印象を「車版のAirbnb」と評価しており、またAirbnbのアプリもUBERのアプリを参考に作られていました。
またチェスキー氏自身、UBERのファンであり、カラニック氏自身もホームシェアリング事業「パッドパス」を立ち上げようと考えたことがあります。
その後も2人は親交を交わしており、時おり連絡を取り合っては夕食も共にしていました。この夕食会はUBERやAirbnbにも知られるイベントで、その夕食の後はチェスキー氏は「タフに」カラニック氏は「人当たり」を強調していました。どちらも互いに影響を受けている証拠です。
そのようなカラニック氏の親交から、声をかけられてチェスキー氏はUBERに投資しました。
また、その時に投資したのはAmazonのジェフ・ペゾス氏。さらにGoogleの現CEOエリック・シュミット氏もUBERに投資しています。
Amazonのジェフ・ペゾス氏に至ってはUBERの初期の料金問題であるサージプライシング騒動の後、トラビス・カラニック氏に対してアントプレナーとして高く評価しています。
ちなみにAmazonのジェフ・ペゾス氏は個人ファンドからAirbnbにも投資しています。
どちらもサンフランシスコのシリコンバレーを拠点に大きく成長した企業。同じシェアリングエコノミーを行う企業であると同時に、規制や自治体と激しくぶつかり合った企業でもあります。
このような似たような立場から、両者の親交は深まり、それがチェスキー氏をUBERに投資する要因にもなり、またAirbnbとUBERの成長に繋がったのかもしれません。