開戸日記

カクコト・イイコト

成功者は感情を「切り離して」合理的に「感情」を活用する人か?

僕たちがイメージする成功者の姿とは、どのような姿でしょうか?合理的で冷血。事業を成功に導くためなら従業員を切り捨てる事さえ厭わない。企業を成長へ導くために、己の感情を切り離す。

そんな、感情のない独裁者的で、何事においても合理的に物事を進めるイメージがありませんか?

他にも色々なイメージがあると思いますが、合理的に物事を進めるのは大切だと僕は思います。無駄が成功を得る上で一番無駄ですからね。

株式投資でも、人間が投資を行うよりも機械が投資を行う方が有利な結果を得られるというエピソードを耳にします。

つまり成功者とは、「感情」を切り捨てて合理的に目的に向かって進むことが出来る人を言うのではないでしょうか?と、考えていたのですが、最近になって2パターン存在する気がしてきました。


それは先ほど申し上げた通り、
「感情」を切り捨てて合理的に物事を進める人。

そして感情を「切り離して」合理的に『感情』を活用する人。

成功者にはこの2パターンがあると思ってます。


というのも、最近話題の起業家の話を見れば、確かに彼らは合理的に物事を進めているように感じます。しかし感情の無い冷たいイメージには見えてきません。

ひと昔前だったら人は企業の部品みたいなイメージで、身を粉にして働け、というのが一般的なイメージだったかと思います。

ですがスタートアップやメガベンチャーといった先進的な企業では、そんな冷たいイメージというより感情の感じられる温かさが伝わってきます。

もちろん表面ヅラの可能性もありますが、例えば最近Yahoo!に買収されたdelyのCEOの方がツイートしている内容を見ると、人材のコンサルをされている方のアドバイスに酷く怒りを感じていたツイートをされていました。

その人材コンサルの方は従業員に対しても合理的な見方をすれば良い、とのアドバイスをしていますが、代表の堀江氏はそんなことを求めてはいないツイートをしています。従業員というよりメンバーとして関わる、そういうイメージ…

また時価総額1兆円を超えて、ゾゾスーツを発表したり有名女優と交際するなど話題沸騰中の前澤氏。今でも僕個人が好きにしているエピソードとして、こんな話があります。

実は前澤氏、一度だけ従業員をクビにしたことがあるようです。

今は分かりませんが、実はある社長の方とお話しした際、企業に合わない従業員はクビにした方がいいとか何とかという話を聞いて、まだ若かった前澤氏はその話に納得。

当時スタートトゥデイで働いていた従業員の方で、少し周りに馴染めていなかった方を呼び出してクビにしたそうです。

クビにされた従業員の方は泣きながら社を出て行きました。彼のクビを知った他の従業員は前澤氏に抗議。なぜクビにしたと、前澤氏に盾突きました。

その反応に、前澤氏は謝罪。
以来、従業員をクビにすることはなくなったそうです。

現在も従業員をクビにすることはないと思いますが、これがキッカケで従業員を採用する際に「抽選」で採用する仕組みを作ろうとしたり、何かと従業員に配慮した会社作りを模索しています。


delyの堀江氏やZOZOの前澤氏は、確かに合理的に経営を行っているように見えますが、「感情」を捨て去っていません。むしろ、その「感情」を経営に有効活用している風にも思えます。


感情を「切り離す」のは大事です。
しかしこれからの成功者になるには、感情を「切り捨てる」のでなく、感情を「活用」していく姿勢が大事なのかもしれません。

もちろん、その感情も合理的に活用することが求められますが。それと「切り離す」のは最低条件です。合理的に行きたいですね。


ただUBERのトラビス・カラニックといった人もいるので、切り捨てて成功する人も今の時代生まれるのかも。CEO辞任させられたけど。エアビーは感情活用型?以上。

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